融資窓口の担当者も住宅ローン金利について嘆いてました。
信用金庫の職員と話しをする機会があり、「住宅ローンの申し込みがほとんどない」。それもそのはずで、変動金利で0.975%。近隣の地方銀行では0.775%の表示を窓口でしております。他の信用金庫では0.85%。これでは、新規のお客様はまず窓口に来ないでしょう。上場企業勤務とか公務員にはもう少し金利を下げることができるのか聞いてみたが、できないそうです。「これでも赤字」なんだそうです。
これでは、住宅ローンの金利競争から脱却しておりますね。信用金庫だから中小企業に融資を出せばよろしいのでしょうが、その中小企業融資も今後は審査の基準を強めていくようであり、メガバンク、地方銀行、信用金庫の新規貸出金額も下がっていくことでしょう。
そうなると、やはり消費者を対象にした個人ローンに注力するしかなくなります。今後、信用金庫、信用組合がやるべきことは何なんでしょうか?これを考えていかないと、また統廃合が多くなるのではないでしょうか?
信用金庫や信用組合が消費者金融のように、高い金利の消費者ローンをお客様に勧めることがサービスと思わないように、高金利商品のノルマを営業担当者に課すことは避けるべきであると思います。