住宅ローンの借り換えメリットを算出するときの注意点
住宅ローンの借換えメリットを算出するときに、気を付けるポイントが2つあります。今日はそのポイントをご紹介しましょう。
①現在、固定金利で借り入れしているのに、変動金利の0.775%で残念数を固定化して借換えシュミレーションを行い、その結果数百万円メリットがありますなどと言われると、ついその気になってしまいますよね。しかし、それは金利が上がったときのことを想定しておりません。金利が上昇したときのことも想定したプランを数パターンシミュレーションしてもらったほうが良いと思います。
②変動金利や固定期間選択型の住宅ローンからフラット35に借換えする場合、そのシミュレーションに団体生命保険が入っているか確認が必要です。フラット35の機構団体信用生命保険は年払いで残高に応じて支払わなければなりません。金額と期間によっては、100万円から200万円またはそれ以上になることもあります。よって、団体信用生命保険も一緒に計算すると、結果、「あまり得ではなかった」ということもございます。それでも、リスク回避のために行ったのであれば、仕方ないことであると思いますが、借換えメリットを出すために行ったのであれば、損した気分が残ってしまいかねません。
以上の点から、住宅ローンシミュレーションやキャッシュフロー分析を行う際には、充分気を付けていただきたいと思います。
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