建設業界を元気にしよう!
現在、建設業界では倒産件数が増加傾向にあり、一般には仕入れ価格の高騰や職人不足と言われてますが、実際にはそれに加えて、昨年の真夏の暑さで巣篭りが多く、ここにきて金利上昇懸念もあり、住宅購入者が足踏みしているように私は思います。なお、若年層の住宅購入に対する「夢」が薄れてきている感じもしております。
今の50代以上の世代は間取りや設備、外観等にこだわりを持っていたが、今の20代、30代はこだわりよりも現実的で、出来上がっているもの、つまりは分譲住宅のように形が既に出来上がっているものを選んでいる傾向にあるのではないでしょうか?
注文住宅よりも分譲住宅が売れる理由は、視覚で捉えたものを選ぶようになってきたことと、支払総額が決まっていて安心できるものを選んでいる気がします。
今の若年層の方々は、家に対するこだわりよりも、通勤や子供の通学、買い物に便利な立地で選んでいるとも思います。
注文住宅は分譲住宅に比べて高くなるのが普通です。
でも、自分たちで考えた間取りの「家」に住むことができる「夢」を持てるような社会になることを私は願っております。
それが家を作る職人さんを多く育てることでもあるし、働くことの喜びの一つでもあると思います。